R*Fragments V++

邪神教教祖様とか唯一ぬにの親友たる神が
なんかいってた気がしたんで
時間かかったんですがぽちぽち打ってました(´ω｀)


※オデロキっぽいもの
※あんまりいちゃいちゃはしてないけど…うーん、みたいな

※男×男？オデロキ？理解できない、はい、帰りましょう




大丈夫か？問題ない？

仄かに
口の中に鉄の味が滲む

一瞬浮いた体が
地面に打ち付けられ
小さく呻く

血を含んだ唾を吐き捨てれば
俺をぶん投げやがった張本人を睨み付ける


「おい、幾ら鍛錬とはいえ程があるだろ？」

「煩い、黙って踏まれろ」


そう、気紛れで付き合ってやった鍛錬だったのだが
軽く頬を魔法が擦ったのが悪かったのか
奴に火を付けてしまったようだ

じり、と忍び寄る傍若無人を司っているのではないかと
疑いたくなる我らが主神

大人しく踏まれる訳もなく
ささっとルーンを刻んで
移動しようとする、が


「無意味だ」


ルーンを読み解き分解
涼しい顔でしかも動作一つせずに
魔法を無効化させる


「ぐ、ぅ…おいっ」


次元を跨いだ奴は俺の腹を捻るように踏む


「どうした？この程度か？」


喉で笑う音が耳の奥で響く
更に重みが増し骨が軋み
視界はじわりと歪んでゆく


「……まぁ、こんなものか」


興でも削がれたのか急に表情が変わる
そして足を退け軽々と俺を抱き上げる主神


「馬鹿力…後もう少しで骨が折れてた…」

「知ってる」


どこか茶化すような目線が降り掛かる
カツカツと綺麗に白い石で造られた中庭を横切り王に割り当てられたコイツの部屋にたどり着く


「泣きそうな顔をするな」


ベッド横に下ろし
苦笑いをしながら俺の頬を撫でる
…その手を噛みそうになったのは秘密だ


「…そんな顔なんてしてない」


恥ずかしさが込み上げ顔があつい
誰だってあんな踏まれたら涙目になるだろう


「そんな顔されたら…襲いたくなる…」


つ、と顎をすくいあげられる
奴の瞳は完全に俺を獲物として見ている


「お、襲ってるのは何時もの事だ…ろ……っっ」


何を言ってるんだ俺っ
なんて思っていたらチャンスと言わんばかりに
奴の冷たく白い手が俺の腰に伸びる


「ひにゃぁっっ」


咄嗟に口に手を当てるも時既に音は響いていて
当の主神は珍しく目を丸くして見るも
直ぐににやりと悪い笑顔を顔を真っ赤にした俺に向け呟く


「…覚悟は、よいな？」


―――――――――――――

後はご想像にお任せします(・ω・)








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