R*Fragments V++

深い深い暗闇が

ざわざわ騒ぎ出す

ロードの訪れを歌うように

ぁあ、こんな森の奥に何の用だろう




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　紅蓮の従者
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　EP3:　男　の　凛　笑　

『客だ、客が近づいてる』

「なんだい、急に喋り出したと思えば…どうせまた洗剤さえくれない魔種軍勢の勧誘だろ…？
僕は今忙しい」


影にそういうと僕はベッドの上で寝っころがりながら
以前戦うこととぶどう酒の大好きな奴にもらった本のページを捲る


『違う、ロードだ…俺達に用だあるみたいだ』

「……ふぅん」


本をパタンと閉めると
扉を叩く音がする


「これで神界の使いだったら流石の僕も怒るぞ？」

『お前に、自分自身に嘘をついてどうする』

「それこそ嘘だろう」


サイドテーブルの酒を飲み干せば
ルーンで扉を開けてやる
そこには少々呆けた顔の白髪の…青年？


「ロードか、どんだけむっさいおっさんかと思えば…」


揺れる白髪がちょっとだけ奴を思い出す
大崩壊が起こる前はよく一緒にいたものだ
赤い瞳が僕を射抜くように見る


「お前が、邪神ロキか」

『「いかにも！」』

　　　　　　．． ．．
僕と影がオドケテ見せれば
表情を険しくさせる


「なんだ、冗談のわからない子供だなぁ」


なんだろう、奴と遊んでいるような気分


「………」


無言な子供のかわりに後ろの
でっかい機甲がしゃべりだそうとするが
僕の今の興味は目の前の子供だけ


「ねぇ、何しに来たの？まさか遊びに来たわけではないだろう？？」


どっかりとソファに座り込んで手招きしてやれば律儀に目の前に来る


「ぁあ、何か飲むかい？といっても客なんてこないから酒しかないけれど」

「否、必要ない…俺は話をしに来ただけだ客ではない」


こういうタイプは反応が楽しくてやめられない
思わず笑ってしまえばまたいっそう表情が厳しくなる


『それで話とは何かな、若きロードよ』

「あ、僕が聞こうと思ったんだからちょっと静かにしててよ」

「……率直に言う、俺には今仲間が足りない...俺と共に来てほしい」


赤い眼差しが見つめる
仲間、ねぇ


「よく僕なんかに声をかけるね、この邪神ロキに」


にやりと笑ってやれば
しばらく考えているようす


「……何故だかここに呼ばれた、理由はない…俺は俺の直感を信じているだけだ」

「ほぉ、それで？話せば仲間になるとでも？」

『曲がりなりにも神だぞ？？』


ぁあ、コイツ本当にうるさいな
影じゃなかったら殴ってるよもう


「それなら屈服させるのみだ」

「単純！だけどそれだからこそ面白い！」


がたんと立ち上がれば
ザァと景色が変わる
偽りのヴァルハラの草原
僕のルーン魔法
なかなか面白いよね
黄金色の草原にソファがあるなんて


「『俺たちに勝てるとでも思ってるのかな？？』」


これでも血を分けた義兄弟はアチラの世界の主神なんだから
簡単にやられたら申し訳がつかないよね

ロードが剣を掲げれば
使い魔が召還される

悪魔ディアボロスに武のファイアドラゴン
これはまた…馬鹿力ばっかだ
そしてロードの剣が淡く光ったと思えば形を変える


「ほお、エイトリの作った細剣か」


緑の閃光をひょいとよけてやれば
影の爪で足元を払う


『魔種従えてるくせに撃属性ってずるくね？』

「ならば僕ももてばいいさ」


宙にイズのルーンを刻めば
ズっと氷でできた刃がロードたちを襲う


『「さて、“永遠の闇が訪れる”時間だ」』

「マンティコア！アモン！」


追い詰めるように襲い来る影の刃
すごい顔の奴と赤い犬が吼えれば透明な壁が出来上がり和らげる
うん、一対多数はこれだから面等くさい


「魔種で神とはまた厄介な、なぁ、火竜」

「うむ、だがそれが面白いではないか悪魔よ」

「全力ってもんが出せる時が一番たのしいからな！」
「我らの力、全て放出できる程楽しいものはないぞ」


あぁ、馬鹿力達の火種になってしまった
戦うのは悪くないが
直接くらいたくはないなァ


「僕を一体どんな化け物だと思ってるんだか」


あんなのくらったら僕だって痛いよ？？
そんなことを思ってたら何処か遠くで馬の嘶きが聞こえた

目の前を横切る黒い軍馬
見覚えのあるベリーショートの銀髪
一閃で向こうの攻撃と僕の攻撃をかき消す剣


「・・・……オーディン…君何してるの…？」


いくらヴァルハラの草原とはいえ所詮は魔法のはずなのに


「…うむ、森を駆けていたらいつの間にか道がわからなくなってしまっていてな…気がついたら見覚えのある場所にきて今に至るが？」

「…それって迷子じゃ…」

「断じて」

「……」


ぁあ、もう
ぐだぐだになってしまったじゃないか
ロードだって呆れ…


「久しぶりだなロードよ…貴様を探していた」

「オーディン…」


呆れたというよりも驚いた顔をして立ち尽くしている
久しぶりって？？


「一仕事終わったのでな、ついて行っても構わぬぞ」

「ちょっとオーディン、軽々しくそんなこと言うものじゃないでしょ」


曲がりなりにも主神…って


「……戦いたいだけだろ」

「……戦が余を呼んでいるだけだ」


ロードに近づいていくオーディン
ぁあ、本当、戦と酒のことしか考えてないだろこのおっさん


「やっぱり戦いたいだけじゃないか」

「なんだ、一緒にいきたいのか？」

「なんでそうなるの！」

「ロードよ、こやつも連れて行って良いか、なかなか楽しいし、ついでに強いぞ？」

「それは…願ってもないことだが...」


え、ちょ、、
何で勝手に話し進んでるわけ？！


『こうなったらあきらめろ？』

「ああ、僕報われないね」

『どうせついて行ってもいいと思ってたんだろ？』

「うるさいな」

「よかったなロキ、いっぱい戦えるぞ」


微かに笑むこの主神には
何もいえなかった






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超ｇｄｇｄｗｗｗｗｗｗなのはいつものこと
はい、火竜の時にいろいろ言うことあったけど書き忘れましたゆきのりです
３回目です
見てる方がいたら本当にありがとうございます（´；ω；｀）い、いるかなぁ

どうしてか知らない間にオーディンがいたりｗｗｗ
はい２名さまごあんな～い
ってなっちまいました
ロキお父様の性格がおかしいですね（´・ω・｀）精進します
オーディンはかわいい子だと思ってますLoVのは
いっぱい戦えますね、よかったねヾ（´ω｀*）ってなるｗｗ

っていうかめがさんの小説見てときめきすぎた
萌え死するかと思った
あの破壊力...ぱねぇ…
絵もきれいだし大尊敬や＞＜

サブタイトルの凛笑は造語です
たぶん
最後のオーディンさんのｗｗのことですわらわら

さて、次は
もしかしたら
超絶シスコンが
くると
いいな！！

もう、デッキとかぐだぐだなんで
好きな使い魔出しちゃえって
いわれた気がするんで（天の声に）
誰か「○○がいい」って言われたら書いちゃうよ！
こんな感じになっちゃうけどね！ニーズねぇｗｗｗｗｗｗ

とりあえず長々とだらだら書きましたが
見てくれた方ありがとうございました＞＜