R*Fragments V++
Reminiscence Fragments→無限定義への結論 紅蓮への帰依 白く燃える焔との対峙
2012'02.14.Tue
部屋の外から、怒鳴りあうような声
やや眠い瞳を擦りながらベッドから降り
そっと寝室のドアをあけ覗き込めば
ノエルと迅雷がなにか言い合っていた
True:night & day
(腐気注意・ツイッターリク募集から+若干バレンタイン的なの)
やや眠い瞳を擦りながらベッドから降り
そっと寝室のドアをあけ覗き込めば
ノエルと迅雷がなにか言い合っていた
True:night & day
(腐気注意・ツイッターリク募集から+若干バレンタイン的なの)
「…入れ替わった?」
ブーツのボタンを留めながらちらりとみれば
申し訳なさそうにしている迅雷が…中身はノエルなのだが…深く頷く
二人曰く
ノエルがニドを起こしに寝室の前まで来たところ
いきなり迅雷が振ってきて、ぶつかり
気が付けば入れ替わってた、とのこと
「…珍妙な…」
脚を組み、指を顎に当てて悩む
はて、そういう事に詳しい奴は…
「少し呪術の臭いを感じるな、まあ、おまえさんが眉間にしわ寄せて考える事じゃねぇよ」
頬に手を添えながら普段ノエルがしないような笑みを浮かべ
息がかかるくらいの距離でノエルが呟く
…中身が迅雷とはいえなんだか違和感をおぼえる
「私の体で何をやっているのですか貴方は…っ」
慌てた形相でひっぺがせば
おっと…と後方にバランスを崩す
「やれやれ、お堅い奴だ」
「貴方が軽すぎるんです」
キッと睨めば本気なのにな~と
ニヤニヤ笑みを浮かべる
「はぁ…取り敢えず、詳しそうなのを呼ぼう…どうせ誰かのイタズラだ」
恐らくはニドを狙ったモノ、だろう
普段寝室に近付くのは寝室の主人とノエルぐらいで
ノエルが手を離せないときや不在時に代わりがくる程度
慌てる自分達を楽しみたい趣向の奴は何人か仲間内で思い当たる
「慣れてるみたいだな、冷静な…流石紅蓮の王って奴か?」
ぁー、早く麗しい自分の体に戻りたい、などぼやきながらソファに腰を掛ける迅雷に
思い当たる者に鳥を出すノエルは
わかりにくくため息をついた
「いっそもう一回ぶつかってみるか?」
暇そうに紙を捲るニドがぼそりと言えば
とんでもないと言わんばかりに迅雷が机に乗り出す
「美しい俺の体が筋肉馬鹿の体にぶつかると思うと今から頭が痛い!」
まぁ、確かに痛そうだが迅雷も装飾があって痛そうだ…
などと考えてみれば顎をすくい上げられる
「ぁあ、でもあんたなら大歓迎だぜ、ニド?出来ればベッドの上で」
何故だろうか
普段このようなことを言われたら
顔に熱があつまるのだが
中身が迅雷だと思うと…と
遠くを見つめてしまう
体はノエルで、格好よくて綺麗なのにな…
まで思ったところで素に戻る
何をいってるんだろうかと
顔に熱が集まるのがわかった
「ぉーぉー、真っ赤になって可愛いねぇ、自分の体なら襲ってるところだ」
「違う……あと自分の体でも襲うな」
迅雷の手から逃れるように顔をそらし
再び紙に目を通す
ノエルからの目線が痛い、凄く痛い
「おいおい、俺の顔歪ませるなよ、皺のこるだろ?」
「ではもう少し大人しくしていてください」
腕を組み壁に寄りかかる顔を盗み見れば不機嫌そうに眉を寄せている
暫く穏やかではない静かな空気が流れる
丁度居たたまれなくなってきた頃に呪術師らが集まりはじめ
難なく二人を戻して帰っていった
「やれやれ、やっぱり自分の体は落ち着くねぇ」
ぐるぐると腕を回しながら深いため息を吐く迅雷を見
手を何度も握って感覚を確かめるノエルが疲れを含んだ息を吐いた
「大体何故迅雷はいたんだ?」
チェックを終えた紙を綺麗に整え箱に仕舞ながら問えば
ん~と頬をかきながらまぁ、こまけーことはいいだろと続ける
「ま、あれだ、俺がいると其処の筋肉馬鹿が怖いからな、退散退散、と」
椅子にかけていたニドの唇に触れる程度の口づけをおとし
ノエルに向かって勝ち誇った顔を向け消えていった
「…はぁ…なんだったんだか…」
ぐったりと背もたれに体重を預け
眉間を解していると
ノエルが無言でハンカチでごしごしとニドの唇を拭きはじめる
「むぐ、ノエ…」
「消毒です」
いささか不機嫌な声
拭いた後の唇を自分のそれで塞ぐ
迅雷とは違って深く深く
「ふ、ん…っの、ノエル…っ」
息ができないと胸をたたけば
まだ不機嫌なようで眉間に皺が刻まれていた
「先程、顔、赤くされてました」
なんだ、そんなことか
内心思いながらもまさか本人にあんなことが言える訳もなく
見つめてくるノエルに言葉がかえせないでいた
「…やはり彼の方が」
「っ、違う…っ」
ガタリと席を立てば何枚か紙が舞う
「ぁ、あれは、その…ときめかないな、て…外見は、ちゃんと、ノエルで…格好よくて綺麗なのになて思ったら…自分で恥ずかしくなって」
もごもごとバツが悪そうに言えば
ノエルは目を丸くし少し恥ずかしそうにニドを見る
「そのように、思ってくださってたのですね…」
うれしそうな顔に息を詰まらせながら
そういえば今日は少し遅かったな、と誤魔化すように呟く
「ぁあ、そうでした、これを」
ニドからは見えにくい場所にある棚から出てきたのはチョコレート
「ニドみたいに、うまくは作れませんでしたが」
やや恥ずかしそうに笑むノエルを見ながら渡されたチョコを口に含む
ほんのり苦みがあり凄く甘い、が
「…おいしい」
「本当、ですか?」
よかった、と笑む彼をぎゅっと抱き締める
「ありがとう…」
「ふふ、お返しが楽しみです」
貴方自身でも私としては嬉しいのですけどね
そう耳元で囁かれ
耳まで真っ赤になるのだった
〇〇〇〇〇〇〇〇
ハッピーバレンタイン!
迅雷の扱いが酷くてノエロさんがいる小説はこちらになります
迅ニド!とのことだったのですが
ノエニド前提の迅雷→ニドっぽくなってしまった\(^O^)/
べ、別にバレンタイン小説別にかくのが面倒臭かったわけじゃないんだからね!
俺のなかではニドさんは料理できる子で甘いもの好き
ノエルさんは普通の料理はそれなりにできるけど
お菓子類は苦手っていう
なぞの設定があったり
本当グダグダですいませんでした\(^O^)/
ホワイトデーを文字どおりホワイトにしてやるz(射殺
ここまで見てくださった方ありがとうございます
ツイッターで随時リクエスト募集しております
(本垢でも腐垢でもどちらでも良いです)
キリリクと違って必ずしもそのまま書く保障はありませぬが…(笑)
それではまた次回(・ω・)ノ次はキリリクアンケート結果の予定
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36
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誕生日:
1988/09/15
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および
・FF14(うちよそだったりCPだったり)
の話を気が向いたら書きなぐる非公式ブログです。
ピクシブとかには上げづらい短い話やらなにやら中心にやってます。
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音楽:あさき・サンホラ・終太・recog(敬称略)
俺の嫁達:ニド・ディアボロス・アポロン・ロキお父様・ファイアドラゴン・帽子屋・小野篁・紅蓮の魔導師
ゲーム:GE、FF14(Atomos鯖)、アケはLoVと音ゲー
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