R*Fragments V++
Reminiscence Fragments→無限定義への結論 紅蓮への帰依 白く燃える焔との対峙
2013'12.08.Sun
ー砂の家ー
「ヤ・シュトラ、ちょっといいかな?」
白いミコッテの背中を見つけ声をかける
振り向いた彼女は不思議そうな目で声の主を見つめる
「Elius?何かしら」
「実は、エーコンクッキー作りすぎちゃって…お茶も用意するからちょっと減らすの手伝ってもらえないかな…?」
そういう彼の手にはバスケットとそこからはみ出そうな程のどんぐりの入ったクッキー
それを見てやや呆れたように笑えば彼に手招きをする
「いいわよ、減らすのならイダも誘ったら速そうね。構わない?」
「勿論、助かるよ」
「お茶会の話題は貴方が用意してね」
にこりと笑いながら彼女は扉を開いた
※腐向け*若干のキャラ崩壊*メインクリア済※※※※※※※※※※※※※※※
「えっ?君が作ったの?!おいしそ~!」
珍しく人が出払っている部屋で
席に着くなりそう声を上げるイダをヤ・シュトラが諌める
「今丁度リムサで調理教えてもらってて、その練習で作ってたら気づいたらこんなことになってて…あ、無理しないでね、余ったら余ったでしばらくおやつにできるし」
二人にカモミールティを出しながら苦笑いをすれば
イダはまっかせといて!とにっこり笑う
「そういえば俺話題なんてほとんどないんだけど…」
二人と向かうように座わりカモミールティを流し込む
「うーん、じゃあ…Eliusはサンクレッドのどこが好きなのかしら…?」
Like以外の答えね
そう少し意地悪そうな表情を浮かべながら彼の顔を覗き込む
イダも少し興味深そうに顔を上げた
「ブッ…ゲホッゲホッや、ヤ・シュトラさん…?」
ミコッテ特有の耳と尻尾をビクリとさせてヤ・シュトラを凝視する
「知らないと思って?」
まぁ、気づいてるのは私達だけでしょうけど
そう付け加えれば少し安心したような表情を浮かべる
「え、なんでって…」
「ほら、彼あんなんでしょ?」
「…あぁー…」
「だから貴方みたいな真面目な子がどうしてかなって気になってたの」
で?どうなの?
急かすような目線から逃れるように視線をそらしながら
そういえばどこに惹かれたのか考えたことがなかったな、と
最初のことを思い出す。
最初こそ本当に興味がないというか自分とは正反対の人間だなと思ったのだ
まさしく色男、という感じがして仲良くなれるかすらも分からなかった
それでも、彼に惹かれたのは…
「なんか、思ってたのと違ったんだ」
口に手を当てて考えるポーズをとりながら
ぽつりと言葉をこぼす
「サンク…レッド、なんだかんだ言って凄く優しいじゃない?
それでそんなそぶり見せないのに気使いしいで…
今回の件もずっと自分ひとりで抱えたりとか…そういう弱さ、っていうのかな
そこに惹かれたの、かも…?」
ふと見せた表情と本当の口調
強くあらねばならないと誓った彼
心が締め付けられるような感情に襲われた自分
少し恥ずかしそうに机に額をつければ
ひんやりと冷たさが顔の熱さを思い知らしめる
「あー、もう…いいでしょ?ヤ・シュトラ、減ってない」
ぷすーっと恥ずかしさをごまかすように言えば
あら、ごめんなさい?とほほ笑む
「愛が伝わってきたわね」
「ビシビシ来たね!」
クッキーを口に運びながら
こういうときばかりはタッグを組んでくる二人を恨めしそうに見る
「二人ともっ!!」
「お?なんだ?三人でお茶会かい?」
ギィと扉の開く音とともに
渦中の人間ーサンクレッドーが珍しそうなものを見るように声を上げる
「あら、お帰りなさい。体、どうだった?」
「おう、ただいまヤ・シュトラ。もうちょっとかかるらしい。もどかしいことばかりだ。」
軽く手を挙げて開いている椅子を引きづってくる
「こんなにあるんだったら俺も呼んでくれてもいいじゃないかElius」
折角連絡手段があるんだから
そういいながら肩に手を回す彼を
先ほどまで話していたこともあってな直視できず
目の前の二人は楽しそうに見つめている
「だって、ほら、サンク、は今日検査だろ…?呼んで迷惑かもしれないし…」
「あら、だから私に声掛けたのね」
「ヤ・シュトラは今日いるって聞いてたから。イダがいるのはわからなかったけど」
ふーんっと両手を口の前で組む
その口が笑っているのは気のせいじゃない
「お邪魔みたいだし私たちも仕事に戻りましょ、イダ」
「はいは~い、あ、少しもらってくね~」
「え、ちょっ…」
「サンクレッドもまたね~」
「ああ」
バタンとドアが閉められ
その閉められた扉を見つめてわからないようにため息をつく
「で、あの二人と何を話してたんだ…?」
じぃっと見つめてくる彼に
先ほどの話など、できるわけもなく
「え、いや、別に…近況とか、話してただけ、かな…」
「俺に内緒で…?」
若干寂しそうに見える彼に心が締め付けられる
「内緒とかじゃないってっ!もう…っ」
「…ぷっ…悪い悪い、冗談だよ。あまりにも可愛いから…」
顔、真っ赤だ
頬を撫でられながら
ギュッと目を閉じれば
額に口づけが落とされた
**************
続かない(゚∀゚)
サンクとElius君絡みしたいなーって思って
やしゅさんにおちょくられるネタが出てきて
〆方がわからなくなったいつも通りのゆきのりです
PCキャラが入ると必然的にサンクレッドさんは左に来る法則(真顔
このElius君のサンクレッドさんを好きになった理由は
俺がサンクレッドさんを好きになった理由にそれっぽくたしたものだったりします
一言でいえばギャップ萌えである…
普段俺って言ってる人が私とか言っちゃうとときめく習性があるようで
ヘタレによわい^^^^
ちなみにリアルで作りすぎて余らせたのはドライプルーン(HQ)
Lv36で止まってます(調理スキルおいしい)
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非公開
誕生日:
1988/09/15
趣味:
小説書き
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・LORD of VERMILION(1.2)
および
・FF14(うちよそだったりCPだったり)
の話を気が向いたら書きなぐる非公式ブログです。
ピクシブとかには上げづらい短い話やらなにやら中心にやってます。
Me(最愛がニドなのは今でも不変)
=Like=
音楽:あさき・サンホラ・終太・recog(敬称略)
俺の嫁達:ニド・ディアボロス・アポロン・ロキお父様・ファイアドラゴン・帽子屋・小野篁・紅蓮の魔導師
ゲーム:GE、FF14(Atomos鯖)、アケはLoVと音ゲー
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貼ってやったぜーって言って貰えるとよろこびます(*´ω`*)
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Matelial:アルフェッカ様(閉鎖?)
Twitter:Yukinori_d
(鍵付き腐垢)mundus_y
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