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R*Fragments V++

Reminiscence Fragments→無限定義への結論 紅蓮への帰依 白く燃える焔との対峙

2025'01.23.Thu
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2010'10.31.Sun






いやまじハロウィンなんてやってる暇があるかはわからないけれど
たまにも息抜きも必要だよね















※ノエニド気味、そしてオーディンが変質者チック
※少し急ぎ足で書いたのでいつも以上にgdgdだったりしますorz
※ちょっとにょたる、けどあんまりそこまでgfn
.

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「どうやら、はろうぃんという祭があるらしい…」


凍てついた風と生暖かい風が交差し
青々しかった草木が色を変え命を廻る時期が訪れる
朽ちかけた窓が微かに揺れ隙間から風を通す


「そんな事、誰から聞いたんですか?」


雪を払って部屋に入ってきたニドに
ノエルが手招きしながら問う


「ディアボロスとマルコシアスだ」

「ぁあ、成程」


彼らは定期的に散歩にでも行っているのか
よくわからないがそれなりに有力な情報を拾ってくるのだ


「どうやらこの日に人里へ死者の霊、精霊や魔女が訪れると言われているらしい
それから身を守るために仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていたのが元だそうだ」

「その魔女なら暖炉の前から一歩も動いてないですがね」


くしゅんと奥からウィッチのくしゃみと薪が爆ぜる音が聞こえる


「それで、具体的には何をする祭なのですか?」


手元にある布でニドの頭を拭きながら首をかしげる
やや恥ずかしそうに目線をずらし聞いた話を思い出す


「うむ…かぼちゃを蝋燭にして?変装?して菓子をせびって相手が持ってなかったら悪戯するらしい」

「それは強盗というのでは…」

「否、祭らしいぞ?それらしい言葉もある」


乾いた服をニドに掛ける
そのままギシとソファに腰を落とす


「それらしい言葉?」

「“Trick or treat”と、言わねばくれぬらしい」

「いたずらか振舞う…まぁ、そのままですね」


ふむ、といいながらゆっくりニドの隣に腰掛ける


「で、お菓子ほしいんですか?ニドは」


にっこりと微笑めば顔を赤く染め別にそういうわけではないと小さく呟く


「あぁ!もう!じれったいわね!!」


暖炉の前でじっと会話を聞いてたのだろうか
ウィッチがバッと飛び出す


「駄目ねこのバカップル!!仮装しなきゃ駄目なんでしょ!今日こそ私の出番じゃなn」

「ほぉ、面白そうな話だな」


バッと飛び出したウィッチをスレイプニルが踏みつけ
オーディンが軽やかに降り立つ


「話は聞いた、面白そうだ、やろうじゃないか」


薄く笑みを浮かべオーディンはソファに座ってるニドを引っ掴んで立たせる


「……っ…貴殿は、些かロードに対して乱暴ではないでしょうかっ」


キッとノエルがオーディンを睨みつけるも
オーディン自身は知らぬ存ぜぬとした顔でニドを見つめる


「王たるもの、この程度出来ずにどうする」


意味深に口角の端を上げ顔を近づけ
ニドに口付ける


「……んんっ…!!」


ニドは驚き目を見開くも
直ぐに状況を理解してオーディンを押しのける


「…なにを……」

がくんとニドが蹲る
ハッとノエルが駆け寄ろうとするがオーディンがそれをせき止める


「なに、ちょっとしたお茶目な魔法さ」


べっと舌を出せば其処には変化の意味を持つルーンが淡く光る
どうなるかはおたのしみだ、とにやりと腕を組む


「貴方は唐突すぎる」

「お前は固すぎる」


睨みあっていれば小さな呻き声でハッとしたように
ニドの顔を覗き込む


「…くっ……」

「ニド、大丈夫ですか?」

「…あ、ぁ…何だか苦しいが、問題ない……」


ほっとしたのも束の間
ふと目線を落としたノエルが目を丸くさせ
オーディンは腕を組みながら楽しそうにほぅ、と声を漏らす


「…なっ……///」


ノエルの目線を追って見れば
見慣れぬ見事な胸のふくらみが装飾から垣間見える


「何それ怖い…!」


いつの間にか復活していたウィッチが自分のソレと見比べながら
ワナワナし始める


「ロードズルイ!わたしだt」

「ぁー、ニドかわいい~」


ウィッチの声を聞いたのかサキュバスがひょっこりと顔を覗かせ
ニドに抱きつく


「折角だから可愛い格好しようよ~」

「ちょ…サキュバスっ!」


隣の女性使い魔が集まってる部屋にニドが引きずり込まれる
途端に扉の置くからきゃっきゃっと歓声やらなにやらが聞こえ始める


「(ニド、大丈夫だろうか…)」


以前女性使い魔に囲まれ揉みくちゃにされ
てんぱってクイックドライブで逃げた程
大勢の好意による集団攻撃は苦手なのだ

ふと扉が開く
その隙間から凄い勢いでニドが出て行きノエルに飛びつく


「に、ニド様…?!(あ、あたる!)」


相当怖かったのだろうか
かなり力強く抱きついている
ゆっくり視線を下にやれば白い方が露になっている
何処で手に入れたのかニドが纏っているのはファンホゥドレス
律儀に頭飾りまでついている


「ノ、ノエル…みるな…///」


頬を赤らめ
おずおずと此方を見つめる姿


「元気そうで何よりだ」


隣でオーディンがにやつくがそれどころではない


「折角変装したんだ、余に言うことはないか?」


ノエルに反応がないのがつまらなそうに
視線はニドに向ける


「(…させたのはお前だろう)……Trick or treat?」

「よろしい、なれば余のキャンdy」
「ニド様、冷えますから暖炉の方へ行きましょう」

「洒落のわからん奴め」


やれやれと肩をすくめ
新しいターゲットを視界に入れたのか其方へすすと消えていった


「…一体どれくらいで戻るやら」


毛布を被りながら暖炉の前に座り込む
ため息をつくその横顔を見ながらノエルがクスリと笑う


「…似合ってらっしゃるのに」

「ば、馬鹿を言うな…//」


キッと軽くノエルを睨むも
更にノエルは笑う


「私は、貴方には嘘はつきませんよ」


リップ音が薪の爆ぜる音と共に響く



「“お菓子”を渡さないと、イタズラされてしまうのでしょう?」













*************************





ハッピーハロウィン!!

ってことで



かつてハロウィンネタダッタモノデス←




おれんじいろしただいだいなもの

     ||

暖炉の炎に彩られたノエル


ってことで?


とりあえず毎度の事ながら

申し訳なく思っている(・ω・)



色んな人に怒られそうな気がするがちょっとたまには開き直ってみよう

我が家のノエルさんは一文字違うぞ!!(ノエ〇さん的な意味で)


すいません、馬鹿言って申し訳ございませんでした
あばばあばば


モシカシタラゴジツダントカカクカモシレナイケド確実ニ指定デスネ…デスヨネー


それではせめて今日、ついでに明日一日よい日をお過ごし下さい!
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非公開
誕生日:
1988/09/15
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小説書き
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当ページは
・LORD of VERMILION(1.2)
および
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の話を気が向いたら書きなぐる非公式ブログです。
ピクシブとかには上げづらい短い話やらなにやら中心にやってます。

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